マスクよもやま話し
はじまり
まだコロナ騒ぎ前、中国で新型インフルエンザ??と言われはじめ、当初はヒトーヒト感染はないと言われていた頃、サージカルマスクは歯科材料関係の取扱い通販や取引業者から、ひと箱50~100枚入りで数百円程度で買えていました。
それがコロナ騒ぎに発展し、年が明けた頃からマスク不足の予測が出はじめて
その後一気に高騰し、、
いや、高騰する以前に品物が手に入らなくなりました。
医療用マスク
当院では、院長用マスクは準N95とサージカルマスクが在庫で1年分くらいありましたので、当面の心配はなかったのですが、女性スタッフ用の少し小振りなサージカルマスクの在庫はあまり先まではなく、少し焦ったのを記憶しております。(この時、まだスタッフはそれほど事を深刻に考えておらず、私が発注をうながしました)
私は午前と午後で1枚ずつ使用しておりましたから、1日2枚、1ヶ月だと50枚程度。1年で500枚。スタッフの分も加えると1ヶ月で160枚以上。1年で2000枚近くが必要になります。
その後マスク価格は高騰し始め、少しずつ入荷するマスクも1000円を超え、2000円の声を聞くようになりました。私が購入したマスクで一番高いのは100枚一箱で3700円のいうものでした。
一般の人も
それまでは、一般の方はそれほど不織布マスクの使用はそれ程はなかったと思われるのですが、コロナ騒ぎで一気に皆さんが装着するようになり、街のドラッグストアーでも逼迫し、店頭に人が群がり、開店前からドラッグスストア前に行列ができるようになると、益々サージカルマスク手に入りにくくなりました。もはや価格は高騰というより暴騰でした。
一箱5000円超えのマスクのファックスも舞い込むようになり、あきれるばかりでした。
私達の業界の某団体より斡旋されたマスクは1箱3600円程度のMADE IN C 国でしたが、使用してみると驚くほどお粗末で、ゴムひもはちょっとした外力で切れてしまうことも多く、また、本当にサージカルマスクなの?というくらい薄っぺらく。空気の通りもよく、頼りないものでした。
まあそうはいっても、団体も苦労してかき集めて斡旋してくださったのでしょうからマスクがあるだけましで、これより高いマスクはざらにありましたから・・・。
これとは別に、いわゆるN95規格のマスクを通販サイトで先々のためにかき集め、やがて国産品の医療用マスクが生産されて手に入るようになってきました。
何種類か購入しましたが、やはり国産はしっかりしているな、というのが私の印象です。
そしてあれから1年が経とうとしていますが・・・マスクの価格は高値安定、もう数百円で手に入ることは当分なさそうです。