飲食店が休業しなくて済むために
私達ができること
コロナが世に出てそろそろ1年が経ちます
今日は下手すると炎上しそうなネタを書いてみたいと思います。
初めて付き合うウイルス
当初はウイルスの様子がよくわからず、わからないが故に当初は過敏な対応も多く見られました
私も当初はこのウイルスは接触感染ですと言われておりましたので、それ程深刻に考えておりましたが、その後の研究でエアロゾル(マイクロミスト飛沫)が、あるという話がで出てきて、、、どんどん状況が変化してきました
クラスター
カラオケ店や屋形船等がクラスターの発生場所になり、その後は劇場やクラブ、スポーツクラブ、そして歌舞伎町など夜のお店のクラスター。クラスター発生による世間からのそれら施設への冷たい眼とやがて休業指導。
意外なパチンコやさん
ところが、営業の短縮や休業を求められても従わずに営業を続け散々非難を
受けたパチンコ屋さんからは、ついぞクラスターが出たという話は聞くことができませんでした。歯科では
常に唾液との接触がある私たち歯科業界もいつクラスターが発生してもおかしくなかったのに、いまだに歯科でのクラスターの話は聞きません。
体験を踏まえて
こうして私たちは1年間にわたりコロナウイルスの特徴をしだいに掴み始め、過剰な対応を少しずつそぎ落としてきました。が、しかし一向に感染者は減るどころか増える一方で今回再び飲食店やGOTOの中止に至っております。
飲食店は被害者なのか、本当に休業しなくてはならないのか
テレビなどでもずいぶんと報道され、一部では途方に暮れた店主の声が聞かれます。私はかねてより、現状のままでは休業要請されても仕方ないなと思っていました。結局のところ国が正しい指導をできていないが為に、飲食店の休業という結果になってしまったように思うのです。
飲食店で食べること自体は決して悪くはないと思います。窓を開け、換気をし間隔をあけて座って充分な環境消毒を行う。
それでは何がいけないのか?。。。。。。
それは大声で会話するからです。特にヒトは酒を飲むと声もでかくなり、みんなが大口を開けて笑い、一部では叫びその結果の大規模な飛沫が生じ、換気の悪いとこでは蔓延し感染に至るわけです。
ヒトと触れたり、ウイルスのついたドアを触ったりするいわゆる接触感染についてはアルコール清拭なでなんとかなるでしょう。ところが飲んで騒いで大勢の口から出た飛沫が気流に乗ると飲食店ではみなマスクをしませんから吸入しやすくなります。その結果の感染がほとんどだと思います。
だから夜の店(飲んで大きな声で会話が弾む
ような店)ではどうしてもクラスターの発生率が上がってきます。そんな中、先日、ある飲食店の店主が画期的な造語(だと思うのですが)を発していました。そうです 「黙食」です。これを聞いた瞬間「座布団10枚!!」と言いたくなりました。この店主はただこのままいけない。我々もなにか打開策を考えなければ!!。。。そんなようなことをお話しされていました。
要はしゃべらないで食べればいいのです。まあ全く喋らないとううのはキツいですから、しゃべっても小さな声でぼそぼそしゃべればいいと思うのです。少し前に「マスク会食」という言葉も作られましたが、インパクトに薄く、あまり普及しませんでしたが、やはり喋る時はなるべくマスクをして、とういう事になります。
真打「黙食」
この「黙食」こそが真打ちではないかなと思っています。そしてこの飲食店を休業に追い込む責任の大半は、食べる側、つまり私たちにあるのです。
飲食店を叩きのめしてきた大きな原因は私たちの感染防御に対する足りないマナー、そしてそれを自ら指導してこなかった飲食店、それ以上にいろんな専門的情報を持ちながら、正しく指導できずに現在に至らせた国にも大きな責任があると思います。
飲食店は客に対してもっと強い指導力を破棄しても良いと思います。
せめて「マスクなしで大きな会話はおやめください、もう少し小声で、あるいはマスクをお付けください」と指導しても良いと思うのです。いや、指導すべきです。それが飲食店業界を守ることにもつながると思います。まだまだ黙食ポスターは少ないのですが、政府ももっと後押しして、時短要請が必要なくなるように強いアピールをしてほしいところです。
その上で、言うことを聞いてくれない人に対しては退店をお願いする。それこそ30万円の過料を支払わせるべきであって、飲食店に払わせるのは可哀想かと。。。。。
今回の飲食店に対する休業要請を守らない店に対する過料は一種のボタンのかけ違いのようなものであると思います。
上流から是正しないと問題解決にならない
言わば上流で起きたことを下流で無理に修正しようとしている。つまり、上流にあたる飲食中の派手な会話を抑えずして、飲食が悪いとう風潮で時短制限して守らねば過料、と言うのはいかがなものかと。
上流の事象を修正しないで時短営業を解除すれば、そのうちまた同じことの繰り返しになるのではないでしょうか。
<第1種歯科感染管理者から見た眼で書いてみました>
#飲食店
#コロナ感染防止
#会話と感染

